HM 169 浸透流の可視化 学校教育機器 職業訓練用ワークベンチ 実験室 流体力学機器
1. 概要
浸透と地下水流動を研究する上で、流線を可視化し、フローネットとしてグラフ表示する記述方法があります。フローネットは、ダムや矢板における水の浸透に関する情報を提供します。
HM 169は、造影剤を用いて様々な模型上で浸透と地下水流動における流線を可視化することができます。さらに、様々な構造物に対する水圧の影響を圧力曲線として表示します。
トレーナーは、砂を充填した透明なタンクで構成されています。様々な模型を砂床に設置し、典型的な構造物を再現することができます。実験部は、細かいメッシュスクリーンによって給水室と排水室から仕切られています。給水量はバルブで調整します。造影剤を用いることで、浸透と地下水流動に生じる流線を可視化することができます。強化ガラス製の観察窓により、実験を最適に観察できます。
様々な模型を用いることで、擁壁の圧力分布や矢板下の浸透と地下水流動など、幅広い実験が可能です。 「基礎」および「擁壁」モデルには、モデルにかかる圧力を表示するためのチューブが取り付けられています。
実験セクションには、地下水位を検出するための計測接続部があります。地下水位は14個のチューブ式マノメーターに表示されます。
HM 169には、貯水タンクとポンプを備えた閉回路が組み込まれています。

2.仕様
二次元浸透流の可視化と各種モデルにおける水圧の調査
閉水回路
造影剤としてフルオレセインを使用
強化ガラス製の観察窓を備えた実験部
実験部と給水・排水室を仕切る微細メッシュスクリーン
給水・排水室に高さ調節可能なオーバーフローを設け、水位を調節
実験部内の地下水位を検出するためのフィルター付き計測接続部14個
流線可視化のための「矢板」モデル
水圧測定のための「擁壁」および「基礎」モデル
計測機器:チューブ式マノメーター、「基礎」および「擁壁」モデル上のチューブ
3.技術データ
実験部
有効容積:82L
長さx幅x高さ:1480x104x630mm
ポンプ
最大流量:4m³/h
最大。揚程:4m
造影剤タンク:0.5L
ステンレス製貯湯タンク:96L
モデル
「シートパイル」
「擁壁」
「基礎」
測定範囲
圧力:14×20…650mmWC
230V、50Hz、単相
230V、60Hz、単相;120V、60Hz、単相
