WL 110.02 プレート式熱交換器 教育用機器 伝熱実験装置
説明
プレート式熱交換器の大きな特徴は、コンパクトな設計で、伝熱に必要な材料を全て最適に活用していることです。プレートの圧縮成形により狭い流路が形成され、そこで大きな乱流が発生します。この乱流により、低流量でも効果的な伝熱が可能になり、セルフクリーニング効果も得られます。プレート式熱交換器は、食品産業、オフショア技術、冷蔵、住宅設備などで使用されています。
WL 110.02は、様々なタイプの熱交換器を用いた実験を可能にするユニットシリーズの一部です。この実験ユニットは、稼働中のプレート式熱交換器の機能と挙動を調査するのに最適です。
WL 110.02は、クイックリリースカップリングを使用して供給ユニットWL 110に接続されます。プレート式熱交換器は、複数の成形プレートで構成され、それらの間の空間を水が流れます。プレートは、2つの独立した流路が形成されるようにはんだ付けされています。これらは、交互に配置された「冷」流路と「温」流路です。温水の熱エネルギーの一部は冷水に伝達されます。供給ユニットのバルブを使用して、温水と冷水の流量を調整します。供給ホースはクイックリリースカップリングを使用して再接続でき、流れの方向を逆にすることができます。これにより、並流または向流運転が可能になります。入口温度と出口温度を測定するための温度センサーは、WL 110の供給接続部にあります。
実験中、温度曲線がプロットされ、グラフに表示されます。さらに、測定値はデータ収集ソフトウェアを使用して記録および処理できます。平均熱伝達係数は、特性変数として計算されます。仕様
WL 110接続用プレート式熱交換器
WL 110からの温水・冷水供給
並流運転および向流運転可能
はんだ付けプレート6枚
WL 110による温度記録
技術データ
プレート6枚、ステンレス鋼
伝熱面積:480cm2
寸法および重量
長さx幅x高さ:400x230x85mm
重量:約3kg
